マーケットレポート
「10月大手受注▲6.5%~10月まで頑張るが11月以降は市況悪化で“弱含み”」
10月の大手10社の受注棟数伸率は前年同月比▲6.5%、前月比10.2ポイント悪化、3カ月ぶり減となりました。1ケタ後半のマイナス受注ですが、前年10月が13.2%増とハードルが高めであることから、概ね予想通りの結果と言えそうです。9月はフラット35Sの申し込み締め切りで一部に駆け込みがあったこと、また、中間期末で有力客をある程度刈り取ったことなどを勘案すると、むしろ10月受注は“良く頑張った”と評価することもできます。
しかし、11月以降の受注見通しは決して楽観できるものではありません。欧州の債務危機や超円高基調、株価低迷などを背景に住宅計画者の意欲低下や様子見の拡大が予想されます。また、震災復興需要も一時の勢いに陰りが見られます。フラット35Sや住宅エコポイントは復活するもののメリットは縮小します。つまり、11月以降はプラス材料よりもマイナス材料が上回ることが予想されるからです。
それでも、住宅計画者が全く動いていないわけではありません。展示場などに来場するユーザーの期待を裏切らないように、また少しでも意欲を盛り上げるように、初回接客からしっかりと対応し、見学会など次のステップに繋ぐ戦略的な取り組みを徹底したいものです。(岩澤)

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